株式会社UNICO(ユニコ)

【第10話】近隣の森林購入と木の伐採

2022年04月16日(土)
くたー

ASO部くたー

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■次回の記事「【第11話】重機免許と林業のプロがやってきた

その後着々と棚田キャンプサイトの清掃が続いていましたが、購入した土地はかなり山の中であったため、色々な問題がありました。

それは、

①道がない
 そもそも、軽トラックすら入れない場所だった。

②水道もない
 小川の水はあるものの、安全に飲める水がない状態。

③電気もきてない
 電気も来ていないため、野営地にしかならず、しかも作業は全てバッテリー式工具。

そこでこの問題を解決すべく、道に隣接する新たな土地購入をすることに。

不動産屋さんなどに相談してきた際に、ついでに近隣の土地所有者のリストも作ってきたため、準備はバッチリです。

幸いなことに近隣の土地は全て地元の知り合いばかりであったため、事は順調に進みます。

まずは地主さんに連絡を取って、いきさつを話し、OKを頂いたら不動産屋さんに連絡をして売買手続がスタート。

難しいことは不動産屋さんが行ってくれるので、土地の名義を変更して終了!
これほど簡単にお譲り頂けたのは、きっと地元民だからこそ、そしてこのキャンプ場の目的なども分かって頂けたからだと感じています。

 

いざ購入した土地に足を踏み入れてみたならば(5月16日)

さて、新たな土地購入から数日後、分かってはいたものの、山林を購入したため辺りはこんな風景。
何十本あるか分からない杉と桧のハーモニーが……(春先にここに来ると花粉症が悪化しそうです)

土地購入そうそうですが、早朝から仲間に連絡をしたところ、いつものメンバー「Sさん、ハヤト君」が来てくれることに。
(毎度ありがとう………!)

まずはこの場所に生えている立木を伐採しなくてはなりません。
※立木の伐採には市町村の許可が必要ですのでご注意ください。

しかし、一本目をどこから切ったら良いものか……。と迷っていたところへハヤト君とSさんが登場!

Sさん「斜面になっているから、少し上の方から切り始めるべきやな」

くたー&ハヤト「おおっ〜〜〜さすがSさん………!自分だったら真ん中からやっちゃうなぁ〜」

なんて笑い話を交えながら作業がスタート。

弟Yに薦められ購入した新ダイワ「E2050DS-450TBP」(第6話参照)を片手に1本目を伐倒します。

……がしかし、枝が隣の木にひかかってなかなか倒れない。
間伐もしていなかったためか、1mも満たない間隔で木が植わっているのです。
当然、伐倒しても、頭上で枝が絡まって完全に倒すことが出来ません。

揺すったり蹴ったり引っ張ったりで、三人がかりでなんとか倒木させることに成功しました。

ハヤト「これはなかなか時間がかかるなぁ」

くたー「1本倒すのに30分ぐらいかかったかな、これは先が思いやられる……」

Sさん「まあ地道に行くしかないでしょう」

全員「そうだねえ………」

こんな感じで、地道に伐採することに。
伐採作業に不慣れなうえ、どこに倒しても他の木にひかかって倒れません。

しかも伐倒した後は、枝払いと1mほどの丸太にし、次の伐倒の邪魔にならないよう、別の場所に移動させるという作業の繰り返し。
実質木を1本処理するだけで1時間ほどかかっているのではないでしょうか。

そして、この日、伐倒した立木は確か7本程度。

3人とも疲れ果てて夕方には帰宅することになりました。
Sさんハヤト君ありがとう!

徐々に伐採は進むが、うまいこと作業が進まない(6月6日)

それから晴れの日は定期的に伐倒した木を1mの丸太にする作業をしていましたが、1人で出来る作業と言ったらそれぐらい。
伐倒は危険を伴うため、万が一に備え2名以上でするようにとSさんからアドバイスを頂きました。

休みの日を見計らって伐倒作業をすることに。
この日はくたー父が来てくれて作業を手伝ってくれました。

前回伐倒する際に滑車にロープを張って倒れる方向を決めます。
※この方法は林業従事者のくたー弟のYに言わせると、若干危険なのでしない方が良いとのことでした。(もっときちんとしたやり方があるそうです)

6月とは言え、汗ばむ季節となってきて普段運動していないくたー父は休憩が多くなります。

1日で伐倒できる本数は相変わらず10本以下。なかなかの重労働です。

木製ベンチでひと休憩(6月12日)

さらに1週間後、この日はDさんがお手伝いに来てくれました。

徐々に伐採が進み森の中央周辺が開けた土地となってきました。
この日も日差しがきつく、水分補給する間隔が長くなります。

Dさん「地べたに座るのもなんだから、椅子作るわ!」

くたー「椅子っ〜〜〜!?いいね、作ろう作ろう😄」

と言うことで、伐採の間に休憩するためのベンチを作ることになりました。

ヒノキの樹皮は簡単に剥くことができ、倒したヒノキの根っこを台座代わりに簡易ベンチが完成しました。

くたー「これで休憩もはかどるなっ〜!」

Dさん「休憩ははかどらなくてもいいけどな?笑」

くたー「うは笑」

そんなこんなで本日の作業は終了!

スタッフ2名追加で作業(6月22日)

それから数日が経ちましたが、やはり2名以上で作業しないと作業効率が悪いため、この日は事務所のスタッフ「てんくる」と「山P」を強制連行して、朝から作業を行うことに。
ちなみに6月22日は平日の火曜日。会社は絶賛営業活動中なはずです……!

確か我が社はIT関連会社。もうITを名乗らず林業もいけそうなIT会社と名乗っても良いのではないでしょうか😭

普段はデスクに座ってキーボードを叩くのが我々の仕事ですが、この日は肉体労働……

いつも40cm手前のディスプレイを眺めている山Pですが、この日はどこか遠いところを眺めていました……!笑

そしてこの日の伐採結果はこんな感じ。
なかなか順調な伐採具合ではないでしょうか。

 

さらに作業は続く(6月26日)

さらに、購入した土地に植わっていたシキビもじゃんじゃん伐採していきます。

この日はくたー父と地元の西基さんがお手伝いできてくれることに。

そしてシキビを伐採しては細かく切り刻み別の場所へ移す作業を繰り返すこと半日。
作業は順調なように見えましたが、問題が発生!

この伐採した根っこはどうするんだ?という問題が残っていました。

取りあえずは持ってきたスコップでシキビの根っこを掘り返しますが、午前中で抜根出来た本数はたったの2本……。

これはラチがあかない……と悩んでいると、

西本さん「そういえば、近所の西久さんがショベル持ってたなぁ」

くたー「っ!!電話してみる!」

電話「プルルッ、プルるっ。(繋がる)あ、西久さん?そう、ショベルを貸してもらいたく😄」

快諾頂き、西久さんが午後からマイクロショベルを持ってきてくれることになりました。

で早速ショベルで樒を根っこから掘り返すわけですが、いままでのスコップとは大違い。

なぜスコップで作業していたのか分からないレベルです。

小さい樒なら三堀ぐらいで根っこから抜けるし、「文明の利器とはすごいもんだ!!」

操作方法を教えてもらってくたー父も早速乗り回します。

マイクロショベルをそのまま貸し出してくれたため、後日くたーも巨大な樒を抜根することに。
しかし以外にでかい樒は一つ根っこを抜くのに3,40分かかりました。

ショベル使ってこれだと……今まで伐採した杉や桧の抜根作業はどれだけ時間がかかるのか………。

なかなかに先が思いやられます。

次回は「重機免許と林業のプロ」をお送りします。

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