ASO部くたー
■前回の記事「【第10話】近隣の森林購入と木の伐採」
■次回の記事「近日公開!お楽しみに!」
とある日の定例会議。
それは、とある日の定例会議の事だった。
くたー「Myキャンプ場がだんだん綺麗になってきたやで😊」
asamint「お前よく午後から出社になってたけど、なにやってんねん……」
くたー「地域貢献で色々やりたいねん……ちなみに施設とかも作らなくちゃなので、会社のお金を使いたいやで……。」
ここでくたーはasamintが怒り狂う様子を想像した。
asamintの近くになぜかバットがあったため、これで「やられる」のではないかとビクビクしていると、意外な発言が返ってきた。
asamint「……まあ私も10年近くまちづくり協議会に所属しているからなぁ」
※そう、asamintは、今でこそ仕事で同じ事務所で働く仲間ではあるが、以前は別の会社に務めていた地元の知り合いであった。そして市が主体として運営している「まちづくり協議会」たるメンバーで10年一緒に活動してきた仲間だったのだ!」
くたー「やはりそう感じていたか……!」
asamint「だだし!!!」
くたー「……!!!ただし……!!?」
asamint「キャンプ場だけだと収益的にも難しいと思うので、何か他の事も交えながらすること!」
くたー「それってなんじゃ、、、」
個人的に始めたキャンプ場づくりであったが、ひょんな事からくたーが所属する会社「UNICO」として事業を始めることに。
こうして、キャンプ×コワーキングのプロジェクト「コワキャンプロジェクト」がスタートしたのであった。
マイクロショベルの限界に突き当たる(7月10日)
さてさて、前回までは町内のNさんにマイクロショベルを借りてごりごり抜根していました。
しかし!さすがに直径30cmもあるような杉の根っこを抜こうと思うと、マイクロショベルではかなり限界があるぞという話になりました。
たまたまコマツさんとご縁があったため、ショベルってレンタル料いくらするんです?と聞いてみると、「梅雨時期だし雨の日もあるから何日かサービスさせてもらいますよ!」と思ったよりも安い費用を提示してもらっため、即決で「じゃよろしく頼みます!」と一つ返事でレンタルするとになりました。
しかしショベルをレンタルするには免許を持ったものがいないと借りれないのだとか。
そういえばくたーの弟「Y」が林業従事者で免許持っていると話をしていたなと思い、すぐさま電話で確認。すると
Y「当然持ってるぞ!(あたぼーよ!)」
という返事が帰ってきたではないですか。
くたー「じゃ実家に帰ってきた際にショベルカー届くようにしておくので抜根頼むぞ!」
Y「OK!お盆前に行くわっ!」
こんな軽いノリでプロが来てくれるようになりました……。
社内でショベルの話をしていると(7月15日)
くたー「いやーありがたいもんだね、林業のプロが来てくれるとは!」
スタッフ一同「きゃっきゃっきゃ!」
はち「こうなったら僕らも乗れるようにならなきゃっすね!僕も何度か乗ったことありますが面白いですよ、みんなでショベル乗りましょう!」
くたー「ぐはは!そうやな!そうやな!楽しそうやでっ〜!」
スタッフ一応「きゃっきゃっきゃ!」
数日後コマツ申込書のファックスが届いた……
はち「コマツで小型車両系建設機械の免許取れるみたいなんで申し込んでおきました!これ、申込書ですので当日持ってきてください😄」
くたー「いいね〜いいね〜!がはは!」
……!!!!!!!!!!!!!
くたー「いやね、ショベル借りるとは言ったし、乗れたらいいな的な事は言ったけど……」
スタッフ一同「きゃっきゃっきゃ!(悦)」
どうやら丁度受講日は出張が入っておらず空いていたため、ネットから申し込みをしたそうです……。
めちゃくちゃ軽いノリで免許を問いに行くことになってしまいました。
※なお、敷地内でショベルを動かす分には免許はいらないそうです。
前日の会話にて(8月1日)
なんだかんだで多忙な日々を過ごしていたわけですが、いよいよ免許を取得する前日となりました。
小型車両系建設機械の免許は1日目「座学」2日目「実技」となっており、1日目の最後に試験があるとのこと。
くたー「……試験があるとは……聞いてない」
はち「いやー!ぼくも初めて知りました!きっと重要なところを教えてくれて”教本見ながら回答書くやつ”ですよ!」
くたー「そうかっ!それなら誰でも受かるなっ〜!明日が楽しみだな!がはは!」
そう、こんなのりで明日の教習を受けることとなったのでした。
コマツ教習所 愛知センターにて(8月2日)
コマツ教習所愛知センターは「愛知県一宮」にあるため、この2日間は近くに宿を取って臨みます。
朝5時に事務所へ集合して車で出発します。
順調に高速を飛ばして朝7時30分頃教習所に到着。
くたー「案外町中に教習所があるんだな」
はち「もっと山の中だと思いましたね、鬼教官が”てめえら合格するまでここを出れると思うんじゃねえぞ!”て独房みたいな所で講義するのかと思いました笑」
くたー「わからんぞ、眼帯付けた教官がでてきて、居眠りなんぞしようもんなら、市内で殴られるかもしれん……」
そんな会話をしながら1日目の朝が始まりました。
受付を済ませて教室に入ると、自分たちを含めて12名程度すでに着席していました。
受験番号が書いてある席に着くと、そこには「小型車両系建設機械 特別教育テキスト」が置いてあります。
分厚さ10mm。ページ数にして170ページ。
こ、これを1日で丸暗記だと……
とびびりながらテキストをペラペラめくっていると、柄の良い教官が壇上し一言。
柄の良い教官「今日の講習後に試験がありますが、重要なところをチェックして頂きますので、しっかり聞いていれば落ちませんので安心してくださいね♪」
くたー(……おおっ、、全ページ丸暗記はかなり厳しかった。はちの言うとおりだ。。!マーカーしておいて付箋貼っとけば楽勝だな。。)
そんな感じで8時30分〜17:30までの時間でしっかり勉強させて頂きました。
そして1日目の最後に試験が。
途中何度か休憩がありましたが、我々にとって全く知らない単語が次々と出てきたため、万が一に備え本一冊丸暗記します。
最後の休憩を取った後はいよいよ試験スタートです。
柄の良い教官「それでは皆様お疲れ様でした、この試験が終わったら1日目が終了となりますので気合い入れていきましょう!」
くたー&はち「(おおっ〜がんばるぜっ〜!)」
そして配られる用紙に20問程度の問題が。
軽く見渡すと「誰ひとりとしてテキストを開いていない……だと!!!」
手を上げて質問するわけにも行かずとりあえず回答を記入していきます。
テキストを見れないことへの不安がありましたが、一般的な内容ばかりだったため、全ての回答に答えることが出来ました。
柄の良い教官「はい〜!ではそろそろ終了としたいと思います!答案後ろから前へ回してください〜」
なんだか懐かしいノリで次々と集められる答案用紙。
教官が採点する間は休憩を取っていましたが、その際に
はち「テキスト見れませんでしたね、やばかったっすね(;゚ロ゚)」
くたー「居眠りしていたらやばいやつだったね」
とそんな感じでひそひそ話をしていると
柄の良い教官「はいっ、……今回は皆さん合格ですっ!おめでとうございます!」
受講生一同「………っ!!!!!!悦」
どうやら今回は全員が合格したようです。
※ほとんど落ちる人はいないという話ですが、落ちる人もいるようなので講義は真面目に聞いておかねばなりませんね。なにより安全のために免許を取りに来たのだから、しっかり講義を聴いて勉強せねばならないと感じました。
この後、はちと共に宿についた二人は、それぞれの部屋に入ったっきりバタンキューでした。
二日目の実技を迎える(8月3日)
2日目の朝は8:20迄に教習所に到着していなくてはならなかっため、7:00くらいから朝食をとり教習所に向かいます。
この日は実技でショベルカーを運転するわけですが、あいにくの雨模様で地面が泥沼状態。
くたー「ああぁ〜、グラウンドぐにゃぐにゃだねえ、初心者にはコンディション悪すぎだね」
はち「ま、まあなんとかなるでしょ」
くたー「炎天下の中でマスクしながら講習受けるよりましとしますか」
※この数日後に35度越えだったそうです。
実際教官に教わりながら運転をしてみるのですが、やっぱり慣れていないとかなり難しいもんです。
二日目の実技では熟練の年配教官が、やっちゃいけない動作や、現場あるあるを交えながら操作を教えてくれました。
熟練教官「おまえ重機乗ったことあるやろっ!コマツレバーやな!?」
はち「っ!!!なんでわかるんすかっw」
熟練教官「……っ、おまえやっぱりコマツ使いか!」
こんな会話が繰り広げられながらの講習でした。
※レバー操作が標準のJIS規格以外に各重機製造メーカーによって違うそうです。
※どうも教官は”操作がうまいやつがいるとコマツだな!”と逐一聞いてわまっているらしい笑
さてそんな面白い会話を聞きながら2日目の実技が終了。
一人の脱落者も出ずに無事免許をいただく事が出来ました。
※この後は はちと共にキャンプ体験のため岐阜県関市へ向かいます。この話はまたいつかお話ししましょう。
ショベルカーが到着する(8月5日)
さて、免許を取得した2日後。
林業隊が到着するのは8月8日だったのですが、土曜日であったため先行してショベルカーを森の中に入れておいてもらいます。
なお今回レンタルしたショベルカーはコマツの「PC30MR5」。
小型車両系建設機械の免許で運転できる3t未満では一番大きいモデルです。
コマツの担当さんに一通りの操作説明を受け、軽く抜根体験をしてみます。
しかし操作が不慣れであるため上手いこと抜根出来ず。
一度プロの操作を方法を見てから練習しようとのことになりました。
そしてやってきた林業隊(8月8日)
さてさて、かねてよりくたーの弟より「キャンプ場作り手伝いにいってやるよ!」と言ってもらっていたため、
しかし8月7日が台風であったために1日延期となり、8月8日に林業プロ集団4名が朝も早くから奈良より来てくれました。
当日は8時半頃キャンプ場に到着し、挨拶もそこそこに早速重機に乗り作業がスタートしました。
※立木の伐採には市町村の許可が必要です。
この日は「チェンソーを使って伐採するチーム」と「重機を使って抜根するチーム」に分かれて作業をされていました。
皆さん何も打ち合わせしていないにも関わらず、4名がそれぞれ自分の持ち場について作業していきます。
なんというか……プロの仕事の速さに驚愕。
自分たちで伐採している際は1本倒すのに20分ぐらいかかっていたのが、1本5分足らずで伐採しています。
抜根についても重機の使い方がプロ並み……じゃなくてプロ。
もう余分な動きがなくて速い。
素人が混ざっていると邪魔になるといけないので、いったん引き上げることに。
そして、お昼にご飯を差し入れにいったら綺麗に整地までされている状態!
昼食を食べる間少し話を聞かせてもらいましたが、素人が聞いても専門用語が多すぎてついてけないレベルでした。
この後も午後から作業が開始されましたが、邪魔になると行けないのでまたも退散。
そして夕方付近に皆さんそろそろ終わるとのことで見に行ってみるとこの景観。
いままで切り株だらけだった地面が、ツンツルテンの真っ平らな地面にっ!?
僅か1日でこの作業の進み具合、さすがプロは違うなと感動しました。
今日は皆さんくたーのばーちゃんちに泊まっていくということでしたので、近くの牛肉屋さんで黒毛和牛ステーキ肉やらホルモンなどBBQセットを差し入れさせて頂きました。
林業隊の皆さん本当にありがとうございました😄
次回は「重機免許と林業のプロ」をお送りします。
本記事の動画はこちら
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