株式会社UNICO(ユニコ)

「MS ゴシック」「MS 明朝」を少しでも見栄え良く

2019年09月27日(金)
もりのこ

WEB部門もりのこ

「P」なしと「P」ありは、どう使い分ける?

では、実際どのように使用すれば見栄えが良くなるのか。以下は、日本語と欧文の文字組みについて書かれたものです。

日本語を組むときは、文字の重心間隔が自然に一定になるように配置される、べた組みが基本と言われています。それに対して、文字の空き間隔を一定にすることを考える、詰め組みと呼ばれる組みかたもあります。さて、日本語での可読性を優先するのであれば、重心間隔を一定にしたべた組みが適していると言われます。日本語は文字密度の濃淡によって読みやすさが保たれている(かなは漢字に比べて画数が少なく、文字も小さい)ので、詰め組みによって濃淡を均一化してしまうと、可読性が落ちてしまうからです。 しかし、広告や雑誌のタイトルや見出し文字など、見ための美しさを優先したいときは、詰め組みが適していると言われます。見た目優先で判断すると、濃淡の差はバランスの悪さに直結していることが多く、それを回避するために詰め組みを行うというわけです。 見た目が良くなる代償として可読性の問題が生じるため、本文の文字組みに関しては、詰め組みは邪道であるとする人が結構いるようです。

欧文では組んだ文字の濃淡に差がなく、均一なグレーに見えることが読みやすいとされているようです。そのために、欧文フォントは文字間隔が一定になるように設計されているのであり(プロポーショナル)、確固とした文化的な裏付けがあるわけです。
ラプラス取説研究所

つまり、日本語で美しさを重視する場合はプロポーショナル詰め、可読性を重視する場合は均等送りが向いていて、欧文ではプロポーショナル詰めがいいということです。そこで、サイズが大きく目立つタイトルは、プロポーショナルフォントである「MS Pゴシック / MS P明朝」、長文を読まなければならない本文のうち、日本語部分は等幅フォントである「MS ゴシック / MS 明朝」、英数字は「MS Pゴシック / MS P明朝」を使用するとよいと考えます。

Wordでの設定方法

とはいえ、日本語部分と英数字部分でフォントを変えようと思っても、一つ一つ選択してフォント設定をするというのは、手間を考えると現実的ではありません。
しかし、Wordには日本語と英数字でフォント設定を変える機能があり、簡単に実現できます。それが、「スタイル」です。「標準」スタイルの設定を変更し、日本語を「MS ゴシック / MS 明朝」、英数字を「MS Pゴシック / MS P明朝」にします。詳しい設定方法については下記サイトを参照してください。

ExcelとWordで業務効率化!情報技術ライダーBLOG

「MS UI Gothic」の使い道

「MS UI Gothic」は、そもそもシステム画面表示用に設計されたフォントのため、書類など印刷物には向きません。ただ、限られたスペースに多くの文字を入れるというコンセプトで作られたということを鑑みると、使い道が見えてきます。
決まった範囲内に文字が収まらないからという理由で、半角カナを使用している書類をよく見かけます。ただ、半角カナは濁点や半濁点が分離されるなど、可読性が良くありません。そういう時「MS UI Gothic」を使用すると、全角でも「MS ゴシック / MS Pゴシック」より少ないスペースで済み、可読性も損なわれません。

「B(太字)」は使わないようにする

WordをはじめとするOffice製品には、文字が太くなる「B(太字)」という機能がありますが、これは本来、データ内に細いフォントと太いフォントを収録しているフォントの太さを切り替えるための機能です。それを複数の太さのデータを収録していない「MS ゴシック / MS Pゴシック」「MS 明朝 / MS P明朝」で使用すると、機械的に一定幅を太らせるという処理をします。そのため、画数の多い漢字などで文字が潰れて表示されてしまいます。
そこで、「MS ゴシック、MS Pゴシック、MS 明朝、MS P明朝」を開発したリコー社が製作した「HG ゴシックE、HG PゴシックE、HG 明朝E、HG P明朝E」を使用するのがおすすめです。フォント名は違いますが、同じ書体の太さ違いを字母としているので、違和感なく太字が表現できます。

ちなみに、「メイリオ」「游ゴシック」「游明朝」は、太字用のデータも内包しているため、「B」の機能を使っても問題ありません。

太字の見本

太字設定を使用した方は、線同士がくっついてしまっています。 特に、横線の太さはそのままで縦線のみ太くなるようにデザインされているHG明朝Eは、MS 明朝の太字設定との差が顕著に現れます。

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