株式会社UNICO(ユニコ)

2023年4月12日いよいよ始動!神岳テラス スペシャル対談

2023年04月05日(水) 冊子掲載
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広報企画部門asamint

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『働く、遊ぶ』を体現できる大人の秘密基地を目指して

地方のIT企業UNICOが本気でワーケーションを考えた施設「神岳テラス(伊勢市神薗町)」が、いよいよ2023年4月12日にグランドオープンを迎えます。

伊勢志摩国立公園内に位置する神岳の豊かな自然の中で、インスピレーションを感じて新鮮なアイディアが湧き出る場所を作れたら!そんな思いを神岳テラスに込めました。

Unique Company UNICOは、常に「面白い」を真面目に考えています。『働く、遊ぶ』ワーケーションに大切なことは、ワクワクしながらストレスが少ない環境で仕事ができること。だからこそ遊び心を持ちながらも、自社のスタッフや周りのクリエイターの声に耳を傾け、機能面にとことんこだわりました。

地域への想いが棚田キャンプ場構想となり、大人の秘密基地「神岳テラス」にたどり着くまでのストーリーを、裏話を含めてお届けします。

参加者


坂本 勝(左から3番目)
UNICO代表・発起人(いいだしっぺ?)神薗町在住。
    沼木まちづくり協議会でも活躍する意外と頑固で多趣味なリーダー。
濱口 雄(左から2番目)建築家・神岳テラスのデザイン設計を請負う。 浜佐デザイン事務所代表。
谷崎 朝美(左)神岳テラス支配人・UNICOスタッフ
     妄想を創造に変えて実現する企画担当。 沼木まちづくり協議会にも所属
モノオキト(左から4番目)神岳テラス副支配人・UNICOスタッフ
     神岳テラス構想に惹かれて転身した、 元山暮らし系YouTuberの動画クリエイター。

偶然か必然か? 「面白い」がつなぐ人の縁

谷崎(以降 ):神薗の山林を買ったと聞いた時は、本当に突然で驚きました。沼木のまちづくり協議会主催の「沼木ウォーク」で神薗町を歩いた時、山の中に朽ちた棚田が点在していることを知って、それからずっと代表が「何かできやん?何かできるんちゃう?」と顔合わす度に呪文のように言ってきていて、まさか本当に買うとは思ってなかったんですよ。

坂本(以降 ):神薗に住んでるし地域興ししたいと思って。やるならボランティアじゃなくて真剣にしないと!とは思ってたよね。まぁ、何か小屋建てたりとか町のみんなの手を借りて小さなキャンプ場を……と思って始めたけど、気が付けばこんな壮大なことに…。

一同:笑

:コロナで事業の再構築を迫られたことも大きかったですよね。本気なら事業計画立てないと!って。でも、やるってなってから、雄さん(建築家 濱口 雄 氏)を連れてくるまでめっちゃ早かったじゃないですか? そもそも、どんな繋がりがあったんですか?

:取引先で仲の良い方にキャンプ場の話をしていて、たまたま、その方の知り合いのお宅を訪問したら凄く素敵で「誰が設計されたんですか?」って聞いたら雄さんの名前が出てきて。それならって連絡してくれて、たまたま雄さんの予定が空いて会えることになって、偶然というか必然なのか、とにかくトントン拍子に話が進んだ感じ?

濱口(以降 ):そうね。うん、第一印象? 「元気な人」。僕もね、勘が鋭い方なんで、すぐにこれは良い!って感じたんだよね。たまたまね。面白い事しかしたくないやん?面白いことをしたいからさ。

:なるほど! 相思相愛だったと(笑)。途中からモノさんが参加してくれたのも大きかったですよね! 何でまた参加しようと思ってくれたんですか?岐阜から引っ越しして…ですもんね。

モノオキト(以降 ):ですね。岐阜で山奥の別荘地で山暮らししながらキャンプ場の管理とかしてたんですよ。冬は雪が凄すぎて住めないっていう…。

:車中泊のYouTubeチャンネルでバズったんですよね? 2万人のフォロワーとかいて!

:うーん。まだコロナ前だったんで、当時少なかったんですよ。僕の場合、山に住めないから必要に迫られて車中泊してて、せっかくならかっこよくしたいってなったんですけどね。でも、ある時山を下りることになって、そのチャンネルの視聴者さんが坂本さんにつないでくれて。ここに来て話を聞いてみたら、先までのビジョンを見据えていたので、自分も乗りたい!って共感できて。それに、動画の技術も活かせるしドキュメンタリーになると思ったんですよね。

:それで、UNICOTVのコワキャンプロジェクトになったんですね。

:面白いことしたいって思いました。

:うんうん(ドヤ顔)。

議論に時間をかけたからこそ 実現できたこと

:神岳テラスをデザインするにあたってイメージとかあったんですか?

:デザインのイメージは「山との共生」。僕らがする建築ってさ、木を伐採して山を開拓して土地にする……まぁ、環境破壊よね。それを元に戻すことはできなくても、森に戻したいって思った。ここはね、デザイン的に森に還っていくというのが良いと感じたのよ。この人(坂本)ご神木(シンボルツリーのけやき)も切ろうとしていたからね! もう、大反対よ!

一同:笑

:一筋縄では行かなかったですもんね。3つくらい大きな山場がありましたよね? 一つめは「木造にするか鉄骨にするか」、二つめが「棚田ラウンジに柱を立てるか否か」、三つ目が「梁を見せるか隠すか」。

:かっちょいいのがいいかと思って…。柱ねぇ、写真撮るにも邪魔だと思ったんですよ。

:代表自身も撮りますからね、写真。でも、雄さんは木造を譲らなかったし、スタッフも全員木造推しでしたよね。

:やっぱり木造よ!「森にもどす」というコンセプトなんだから。僕が木造が得意っていうのもあるけど、コスト面でもね。よかったでしょ?木造で。同じような見た目でもコンクリの壁と木と漆喰の壁は全然違う。本当はね、森でも木を避けて歩くでしょ? 避けたり、遮られるから……考えながら歩く。それが気持ちいい。社会でもそう、パーソナルスペースができることはとても大切だと思うのよ。坂本さんは柱を抜きたかったんよね。今となっては、(垣根がないところが)柱がない事も坂本さんらしいと思うし、ここはそれで良かったのかなと思ってる。

:でも、柱の代わりに観葉植物を仕切りに使ったらいいよと提案してくださったんですよね。浜佐さんを中心に、工事に関わった業者の皆さんが力を合わせてたくさん贈ってくださって、感動しました。

:本当に有難うございました。

:梁もね、絶対見せた方がいい。柱を抜く代わりに複雑で立派な梁になったのだから、建築家としてはぜひ見てほしい所。ここもね、坂本さんはすっきりしたかったんよね?

:ここはね、確かに梁を出したことで天井が広くなって気持ち良い空間にしてもらいました。

:僕は途中からの参加なので、ちょうど天井の梁をどうするか?って所くらいからでした。自然の幾何学模様は好きなので、僕もすごく気に入ってます。

:時間をかけて何度も議論しましたからね。結果、良かったですよね。

これから神岳テラスが目指すもの

:とてもいい施設になったよね、僕も伊勢に来たときは利用したいもん。棚田ラウンジが出会いの場になりそう。そういう意味では柱を抜いた方が良かったのかもしれない。情報共有できる何か…案内板とかあってもいいね。

:個室前の廊下の壁を黒板にという案も出ています。利用者のコミュニケーションの場を作っていきたいですね。ここもそうですが、せっかくなのでWEB上でもコミュニティを作れたらと考えています。

:出会いは対面が一番いいけどね。

:4月12日のグランドオープンに向けて、キャンプ場も着々と準備進んできましたね。

:現時点でキャンプ場ができてなくて、大変なんですよ!

:絶賛整備中! でも、整備することで泊まりたくなってきた。

:泊ったことあるの? 直火はOK?

:あるんですけどね。その時は、まだ雨が降るとぐちょぐちょになってる頃で(笑)人の手が入ることで、完全な森の中の「獣の世界」ではなくなって管理された森になりつつありますね。直火はNGですかね、落ち葉も多いですし。焚き火台とか使ってもらえたら。

:いい所は残しつつ整備しないとね。 谷:クリエイターズキャンプとか交流会とか企画してもいいですよね!

:いいやん、いいやん!

:神岳テラスを盛り上げるのはもちろんですけど、沼木を超えて度会・志摩・鳥羽…もちろん伊勢も含めて周辺地域と連携を取りながら、こんな地方でこんな面白い事ができるということを知ってもらいたい。みんなで盛り上げることが大切だと思う。

:一人の力は微力でも、みんなが手を取り合えば大きな力になりますね。

:それぞれの地域が頑張っていれば、地域同士の連携も取れてもっと盛り上がれるはず。神岳もいろんな使い方してもらえたら!

 

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