広報企画部門asamint
最近、企画書や事業計画書の作成サポートに関するお問い合わせが増えています。企画書も事業計画書も、アイディアを実現させるために、「協力を得たい人を説得するための資料」という点においてはよく似ています。
企画書と事業計画書の違いとは?
分野や地域によって概念は多少異なるかもしれませんが、一般的に企画書は、新しいプロジェクトを提案する際のプレゼンテーションに使われることが多く、そのプロジェクトの概要、コンセプト、目的、メリット・デメリット、スケジュール感などを、分かりやすく説明するための補助ツールとして多く使われます。
企画書は、文字は極力少なくしてキャッチーなコピーを使い、図や写真を多用して作成することが多いので、私はパワーポイントを使って作成することが多いです。
一方、一般に「会社を設立する」「新規事業をはじめる」「補助金を申請する」「出資者を募る」など、よりビジネスとしてシビアな局面で求められるのが事業計画書です。
企画書と比べものにならないくらい、より具体的な内容を書く必要があり、その根拠を求められ、その事業が成功する確率がいかに高いかを証明するための資料となります。
▲まとまらなすぎてこの状態になることもしばしば…どうすれば…?
事業計画書の完成度が事業の成功を左右する!?
やってもいないのに「事業が成功する確率が高いことを証明する」なんて!とグィンとハードルが上がるかもしれませんが、事業計画書作成に真摯に向き合うことで、何のためにその事業を行うのかが明確になり、自分自身が事業の詳細を理解することができるようになります。自分自身の腹に落ちている事業であれば、他人に理解してもらいやすいプレゼン(説明)をすることができるようになります。
理想を言えば、追加の説明がいらないくらい、読めば分かる・応援する価値があると思ってもらえる事業計画書を書くことができたら、事業の成功へとぐっと近くなるのではないでしょうか?
具体的なポイントをざっくり挙げてみます。まず、大切なことは現状の把握(企業概要・自社の強み・自社の弱み・脅威・機会など)、これはSWOT分析をしてみると見えてくるものがあります。次に、その事業の必要性(経緯・課題など)、事業の具体的な内容(事業内容、土地の利点、近隣の動向など)、将来の展望(ユーザー分析、マーケット規模、優位性、収益性、課題・リスクと解決方法、事業化見込み、価格設定など)、そして具体的な収益計算とスケジュールです。説得力を上げるためには、外部からの信頼できる資料の引用や具体的な数字があるといいと思います。
事業計画書を作成するときは、基本的にワードで作成し、表や図は別のアプリで作成したものを画像にして貼り付けることが多いです。
まずはコンセプトづくりから!
100事業があれば、100の企画書・事業計画書があります。簡単に作れるものではないかもしれませんが、新しい事業を立ち上げるには避けて通れないものだと思うのです。
まずは、コンセプトづくりからとことん事業に向き合ってみてはいかがでしょうか?
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