株式会社UNICO(ユニコ)

この夏も美味しいうなぎを食べて乗り切ってみる?

2021年06月22日(火)
はづき

広報企画部門はづき

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夏のスタミナ食材!うなぎが食べたい!

みなさん、梅雨の真っ只中、いかがお過ごしですか?
もうすぐ土用の丑の日ですね。うなぎを食べてパワー全開にこの夏を迎えたいものです。

UNICOでは、土用の丑の日には代表様からスタッフにうなぎが支給されるという、とってもありがた〜いしきたりがあります。

(なんとしてでも会社にいるぞ!ありがとう代表!)

暑くなってくると、いや、どんな時でも食べたくなる「鰻」
栄養面から見てもビタミン豊富、良質なタンパク質、どこをとっても最高の食材!

甘辛いタレの香ばしい香り…口に入れると皮はパリッ、身はフワッと…
タレの奥にあるうなぎ本来の甘さと旨み…うなぎ一口でご飯がどれだけ進むことやら…
大人になればなるほど、その美味しさ、贅沢さが身に沁みる…肝吸は絶対つけてほしい…

筆者にとって鰻はここぞという時のご馳走であり、とてもありがたい食材でもあるのですが、
そんな「鰻」を日常的によく食べているのが、実は三重の人。
三重県の県庁所在地である津市は、人口比で日本一うなぎ屋が多い街であり、かつて鰻消費量も日本一の街でした。(2005年のこと)

(確かに筆者の父親、よくうなぎ食べてるわ…)

なぜ津市にうなぎ屋が多いのかというと、
諸説ありますが、津市は海に面しており、さらに大きな川が3本流れているため、
栄養豊富な水に恵まれていたことからうなぎの養殖「養鰻(ようまん)」が盛んに。
戦前から戦後にかけて最盛期を迎え、その頃には市民の日常食として身近なものになったそうです。

ほかにも江戸時代に藤堂藩が武士の滋養強壮と指揮向上のためにうなぎを激推しし、各地からうなぎ屋を城下町に集めたという説も…。

津だけじゃない!伊勢も多いぞ!うなぎ屋さん

伊勢にもあちらこちらにうなぎ屋さんがあります。
車を走らせればうなぎの幟、窓を開ければうなぎの香り…
市内のあちこちには軽く調べるだけでも50軒以上あり、その家庭によって、お気に入りのうなぎ屋さんも違います。(お気に入りの鰻屋さん調査してみたい)

なぜ伊勢にもうなぎ屋が多いのか。
調べてみると、宇治山田市史に「孝行鰻」というお話が残されていました…

140年ほど昔、伊勢神宮の外宮さんにほど近い街に「弥吉」という若者がいました。
弥吉は早くに両親が亡くなり、隣に住む夫婦が我が子のように育てていました。

弥吉はとても良い子で、いつも明るく、少しでも両親を楽にさせようとよく働きました。
昼間は父親の左官やの見習いを。夕方には母親の手伝いを。
弥吉の働きっぷりは、近所の誰もが感心していたそうです。

弥吉が15歳の頃、父親の具合が悪くなりました。
一向に治らない父親を見て、どうすればよいのか、薬はないのか、あちらこちらに尋ね回る弥吉。
すると、江戸から戻ったという近所の商人さんから
「炙ったうなぎが評判で、江戸にもたくさんできた。美味しいし、体にいいと評判だ」と聞きました。
弥吉はその日のうちに鰻を手に入れ、その日の夜に心をこめて焼きました。

弥吉が丹精込めて焼いた鰻。
父親に食べてもらうと、「柔らかくて美味しい!力が湧いてくる!」
この言葉で、父親のために毎日うなぎを食べてもらおうと決心した弥吉は
左官仕事で精一杯働き、毎日父親のためにうなぎを焼きます。
しかし、うなぎを毎日手に入れるには、お金が必要…
「いっそのこと、もっとたくさん焼いて、うなぎを焼いて売ろう」

そうして弥吉は夕方になるとうなぎの蒲焼を、夕食前の伊勢の街で売り始めます。
その日の出来事を両親に話すことが何よりの楽しみで、雨の日も風の日も、弥吉の蒲焼売りは続きました。

初めは物珍しさに買う人ばかりでしたが、あまりの美味しさにどんどんお客さんが増え、
さらに弥吉の人柄に常連さんもどんどん増えていました。

やがて弥吉のうなぎは「孝行鰻」と評判に。
この話は、伊勢を納める山田奉行所の耳にも伝わり、ありがたいお言葉と、銅五貫文をいただいきました。
その後弥吉はお店を構え、今では名高い割烹旅館になったんだとさ…

出典:宇治山田市史 下巻

というお話です。心優しい弥吉…泣ける…!

伊勢にうなぎ屋が多いのは、弥吉のおかげだったのです。

ふぐやのうなぎ、味わってみる?

UNICO内に事務局を置いている「外宮前名物・御饌丼の会」の会員店舗・居酒屋ふぐやさんが
店舗の隣に「うなや(仮)」をこの春オープン。

オープンの時にはうちの代表様がサプライズでテイクアウトしてくださいました。突然のうなぎほど、嬉しいものはない…

カリッと焼かれた皮に、プリップリの身!上に乗せられた錦糸卵との相性も最高…‼︎
お弁当は事前予約でスムーズに受け取ることができます。
うなぎ弁当、テイクアウト用もあります。うなぎを食べて元気になりたい!という方には丸々一尾ご注文を。
2切れから注文できることもとても嬉しいです。ぜひ一度ご賞味あれ!

【うなや(仮)】
住所:伊勢市一之木3-7-11
電話:0596-65-7363
営業時間11:00~18:30(木曜定休予定)

心はいつでもうなぎとともに

三重県では身近な食材のうなぎ。
とくに伊勢のうなぎはとてもリーズナブルにいただけるお店が多いような気がします。
たくさんの人に美味しく味わってもらい、
元気になってほしい願う弥吉イズムが継承されているのかもしれません。
次にうなぎを食べる時には、弥吉に思いを馳せながら大切に味わいたい…

ちなみに今年(2021年)の土用の丑の日は7月28日(水)うなぎのご予約はお早めに!

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