
広報企画部門はづき
「外宮前名物・御饌丼の会」が令和元年に10周年を迎えました。
UNICOも2015年より事務局として運営に携わらせていただき、“御饌丼マップ“を制作させていただいたり、ユニコラムの中で御饌丼を提供しているお店をご紹介するなど、主に広報活動をサポートさせていただいております。
「饌(け)」には食べ物という意味があり、神様に捧げる供物は、大切なもの・尊いものであることから「御」がつけられ「御饌(みけ)」と呼ばれます。
伊勢神宮外宮では、毎日朝夕二度、神様にお食事を用意する「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」が、1500年間、1日も欠かすことなく続けられています。「外宮前名物・御饌丼」は、食と産業の神様とも呼ばれる外宮さんのお膝元から、「食の大切さ」と「食の感謝」を発信しようと誕生しました。
「元祖・御食丼」となる第1弾は、2009年に開催された丼コンテストで最優秀丼に選ばれた「どん丼火」。大晦日に外宮で行われるたき火「どんど火」をモチーフにしており、伊勢うどんのタレを絡めて焼いた鶏肉に、どんど火のごとく大根が高く盛り付けられています。
▶︎ 「どん丼火」見よ!この照りたった鳥肉と、どんど火のようにそびえたった大根を…!
2011年には第2弾として、地元出身の女子大生と御饌丼の会とが一緒に考案した「鯛の伊勢茶丼」が完成。鯛と伊勢茶、そして香ばしい「伊勢の田舎あられ」のコラボレーションが、食欲をそそります。
▶︎ 「鯛の伊勢茶丼」大人も子どもも間違いなく大好き。どんぶり5杯いけちゃいそうです。
御饌丼には、「どん丼火」と「鯛の伊勢茶丼」2種類の共通丼と、各店様々な趣向を凝らしたオリジナルの丼があります。「御饌丼」として認められるには、「伊勢志摩産の食材を使用すること」、「安心安全な食材であること」など、5つの条件を満たさなければなりません。それぞれの店舗が趣向を凝らし、伊勢志摩の幸をぎゅっと詰めた御饌丼をお召し上がりください。
美味しい御饌丼を通じて、今一度「食の大切さ」と「食への感謝」を再認識していただけたら幸いです。
現在、御饌丼を提供している店舗は12店。そのうち11店で御饌丼をいただくことができます。ただこの春は、伊勢の街でも新型コロナウイルスの影響で自粛を迫られ、御饌丼を提供するお店も大変な被害を受けています。休業中の店舗もありますが、テイクアウト等にも対応しているお店もありますので、来店前にぜひ各店舗にお問い合わせください。
いつもの日常が戻る頃、美味しい御饌丼をご用意して、皆様のお越しをお待ちしています。
「外宮前名物・御饌丼」について、詳しくはこちらから!