株式会社UNICO(ユニコ)

巨大地震に備え職場の防災を改めて考えてみた

2018年05月15日(火) 冊子掲載
てんくる

制作部門てんくる

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防災の会3

防災の会を開催 ~職場で災害が発生したら~

先日、UNICO主催で「防災の会」を企画しました。1日24時間、災害はいつ何時訪れるかわかりません。職場で災害が発生した場合、どのように行動すべきなのか、また、有事に備え何ができるのか等、個々の防災意識を高めるため社内に呼びかけ実現したものです。

当初は、自己啓発のための会として、UNICO事務所内でこじんまりと開催を予定していましたが、気が付けば趣旨にご賛同いただいた企業・団体の代表やスタッフの方々、快くサポートの依頼を引き受けてくださった伊勢市役所の防災マネージャー阿部さんを含め、総勢16名が伊勢市観光文化会館の小会議室に集まりました。


はじめに、会の主催として代表のSとSTから、趣旨説明と防災の基本についてお話させていただいた上で、これまでの災害時における参加者の体験談を聞かせていただき、改めてこの機会に「職場の防災」 について考える必要性を確認することができました。

防災の会2

まずは、自分の命を守る事!その次は?

職場で災害が起こったら、最初にすべきは自分の身を自分で守ることです。

社内の一番安全な場所・危険な場所を把握し、いざという時、誰がどう行動するのか役割分担を決めておくことが大切です。次に仲間の安否確認です。外出者と連絡を取りたい時、電話が使えない状況になることを想定し、幾つか手段を準備しておく必要がありそうです。もちろん、家族の安否確認も大切。職場同様、この機会に防災について話し合ってみてください。

ところで、職場から一番近い避難所の場所はご存知ですか?避難ルートも複数パターン考えておきましょう。またUNICOでは避難時、皆さんの大切なデータを最優先として避難させる等が確認されました。事が起こる前に、緊急連絡網、会社の大事なものリスト、トラブル対応連絡先リストの作成、避難訓練の実施等々、備えを確認していただけたらと思います。併せて、個人情報については、別途規定を定めコンプライアンスに基づいた取り扱いを徹底することも確認しておきましょう。


また話の中で、今「業務継続計画」がトレンドワードなのだと、防災トレーナーのAさんが教えてくださいました。災害の瞬間、命を守ることが何より大切ですが、被災後状況が一変する中で、どのように会社を継続するのかも考えておく必要がありそうです。

防災の会

グループディスカッションで具体的な方針を

今回の「防災の会」では、一事業所(団体)から複数名の参加をお願いしていました。

というのは、話を聞くだけではなく、テーマを設けグループディスカッションすることにより、実際に各職場を想定した災害対策・被災時の行動を確認する機会にしていただきたかったからです。

今回用意したテーマは4つ、

①災害(地震を想定)が起こったら、自社内において安全を確保するためどう行動するのか具体的に考えましょう。
②家族や仲間の安否をどのように確認するのかを考えましょう。
③仕事上の被災を最小限に抑えるために、事前に対策しておくことは何が考えられるか。想定される業務上のトラブルや問題と、その解決方法を挙げましょう。
④自宅で災害が発生した場合の会社への連絡方法と出勤について考えましょう。というものです。


最後に、各グループで話し合った内容をホワイトボードに書き出し、全体で共有化したところ、同じテーマであっても各グループにより視点が異なり、自分たちだけでは得られなかった気づきがあり、複数グループで開催する意義を感じました。

皆さまも防災をテーマに、一度話しあってみてはいかがでしょうか?

「災害用伝言サービス」をご存知ですか?

災害が起こった時、何より大切な連絡手段。

近年はスマホに登録されているため電話番号を覚える必要がない、LINEグループを活用している、という声も多く聞かれます。ただ、「想定外」のことが起こるのが災害。固定電話や携帯電話が使えなくなった時、どうするのかまで考えておくことが大切です。


まずは、社内の連絡網を見直しましょう。スタッフの名前、住所、自宅・携帯電話の電話番号等、取り扱いに注意することを前提に控えておくことをお勧めします。それともう一つ、NTTのサービス、災害用伝言サービス「171」&「171web」の使い方を練習しておいてはいかかでしょうか。

このサービスは、普段から使えるわけではなく、災害時のみサービスが提供されます。また、体験利用として毎月1日・15日の他、正月三が日、防災週間(8月30日~9月5日)、防災とボランティア週間(1月15日~1月21日)にもサービスが提供されていますので、ぜひ一度お試しいただいてはいかがでしょうか。
詳細は総務省のサイト内「災害用伝言サービス」※1をご参照ください。


いかがですか?南海トラフ地震が起こったら、三重県内も大きな被害が出るといわれています。この機会に、職場でイザという時の具体的なあれこれを今のうちに話し合われてはいかがでしょうか?

※1 災害用伝言サービス

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