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秘境大杉谷特集 マイナスイオンに包まれて

2017年09月01日(金) 冊子掲載
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秘境大杉谷「さぁ、冒険にでかけよう」

富山の黒部峡谷、新潟の清津峡とともに日本三大峡谷の一つに数えられる大杉谷峡谷。豊富な雨量がもたらす荒々しい山々、滝の数々、急峻な谷。冒険心をくすぐる岩壁と瑞々しい植物たち、水が生み出す幻想的な世界、ここは『秘境・大杉谷』。この地を訪れた人にしか味わえない感動があります。 

大杉谷登山道は、雄大な峡谷沿いに7つの滝を間近に眺め、11本もの吊り橋を越えて原生林の森を抜け大台ケ原へと至る中級登山道。国から「吉野熊野国立公園」に指定され、世界的にも「ユネスコエコパーク」として認定されています。峡谷を流れる宮川は、国土交通省一級河川水質調査で何度も1位を獲得する日本一の清流。大杉谷は屋久島と比肩される多雨地帯であり、この豊かな水が、深いV字峡谷、個性豊かな滝、「嵓(くら)」と呼ばれる巨大な岩壁、美しい原生林や苔を生み出しています。

平成26年4月には通行止めになっていた七ツ釜滝から堂倉滝間が開通し、10年ぶりに秘境が解禁になりました。台風の影響で大きく地形が変わり、巨大な砦のような荒々しい岩場が新たに現れ、新名所として注目を集めています。「崩壊地」呼ばれるその場所の写真は、大杉谷登山センターホームページのトップページにも使用しています。

さぁ、本格的な登山から、立ち寄りレジャーの大杉谷観光まで、大杉の魅力をご案内しましょう。

大杉谷登山5

いざ、シシ淵へ!秘境大杉谷を堪能

昨年の秋、ホームページ制作の参考にと、日帰りでシシ淵を目指しました。この日の登山ガイドは、大杉谷登山センターの蕨野さん。天候にも恵まれ、登山装備も準備万端!

登山口に入ると早速大日嵓と呼ばれる岩場が現れます。巨大な一枚岩をダイナマイトでくりぬいて作られたという登山道の足元は、高さ10ⅿ以上の断崖絶壁!思わず足がすくみます。岩盤に打ち付けられた鎖を両手でしっかりとつかみ、絶景を横目に足場を確かめながら進みます。

大日嵓を抜けるとホッと一息。眼下には日本一の清流宮川が流れ、エメラルドグリーンの澄んだ青に目を奪われます。風が吹き抜ける吊り橋、河原に下りて冷たい水に手を浸し、視線を上げると木々の木漏れ日。そしてその先には滝!足元はおぼつかないものの、わくわくが止まりません。

この日のゴールであるシシ淵に近づくと、かすかな滝の水音が…。苔むす岩肌に滴がキラキラと輝き、身を縮めて天然の岩のトンネルをくぐった先に広がる光景は、「ここまであきらめず歩いてよかった」と心が震えるものでした。到着したのはお昼前、岩場でランチタイムです。清流を沸かしたコーヒーをいただいた贅沢なひとときは、何にも代えがたいご褒美となりました。

大杉谷登山4

『秘境大杉谷』は中級登山道 本格的な登山装備を!

魅力的な大杉谷登山いかがですか?でも、登山の際は大杉谷登山道が中級登山道ということをお忘れなく!初心者の方だけで入山せず、ある程度経験を積みガイドを伴って入山することをお勧めします。

大杉谷は、急峻で危険な箇所が多数存在しています。スリルもきちんとした装備があってこそ楽しめるもの。大杉谷登山センターより先は、携帯電話の電波も入らないので、無謀な登山計画は控え充分な装備を備えましょう。事前に登山届を出すこともお忘れなく!遭難した場合の経費は、すべて自己負担となるので、万が一に備え山岳保険(登山保険)への加入がおすすめです。

なお、今年の大杉谷の閉山日は11月24日です。また、台風や大雨時は河川が増水し大変危険ですので、無理な入山は控えるようにしてください。詳しい情報は、大杉谷登山センターのホームページをご確認ください。モデルコースの確認や、登山届・登山マップもダウンロードできます。登山道の状況も随時情報提供されていますので、ぜひご活用ください。

大杉谷登山3

初心者・ファミリーも安心 大杉谷の楽しみ方色々

本格的な登山だけが、大杉谷の楽しみ方ではありません。遊覧船や六十尋滝は、登山装備がなくてもファミリーで楽しむことができますし、川魚やジビエ料理など美味しい料理に出会えるのも大杉の魅力。

8月11日、山の日に合わせて開催された大杉谷登山センター主催のイベント「仙人と秘境・大杉谷で滝巡り&川遊び」。六十尋滝・無名の滝・大杉谷登山道をハイキングした後、天然プールで川遊びとランチタイム。小学生から65歳まで、総勢23名で大杉谷を堪能しました。

仙人こと巽さんは、大杉谷山荘の館長で御年69歳の山岳ガイドです。台風被害で経営できなくなった山荘に一人住み続けています。周囲には民家もなくテレビも映らない。発電所が近いため電気はあるが、水道もない(水は宮川から!)、携帯もつながらないという生活。さすが仙人!ぜひ会ってみたいですね。

大杉谷登山センターでは、仙人に限らず大杉谷登山道のガイドを紹介してくれます。また、大杉谷地域の滝めぐりや自然観察のガイド等も相談に乗ってもらえるとの事。気になる方は是非一度、お問い合わせください。

大杉谷登山1

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