株式会社UNICO(ユニコ)

豊かな自然の中で子どもが育つ原風景 一宇郷福祉会「みどり保育園」

2020年02月13日(木) 冊子掲載
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広報企画部門はづき

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ノスタルジックな雰囲気で心豊かに

三重県伊勢市の山間部にある「一宇郷福祉会 みどり保育園」。訪れると子どもたちが元気よく挨拶し、迎え入れてくれます。

「自然の中で伸び伸びと過ごしているせいか、優しくて元気のいい子ばかり」と語るのは、園長の倉世古久美子さんです。

みどり保育園は、昭和40年に矢持小学校併設の保育園として誕生。小学校が廃校になった後昭和53年に法人の認可を取得。昭和54年に今のみどり保育園が設立されました。園舎は廃校になった矢持小学校をそのまま活用しています。
今でこそ廃校利用は話題ですが、みどり保育園ではなんと30年以上も前に取り入れています。広々とした園庭から木造の園舎に足を踏み入れると、柱のキズや古い扉、落書きもそのまま。まるで、当時の子どもたちと、今を生きる子どもたちが、園舎を通して交流し合っているような感覚にもなります。


廃校になった校舎を再利用。当時のままの空気が残っています

自然を取り入れたワクワクドキドキの保育

みどり保育園の周りには伊勢の里山、目の前には横輪川が流れているため、子どもたちは自然の移り変わりを肌で感じるそう。
園では季節ごとの遊びも取り入れられており、春には田植え、夏には横輪川で川遊び、秋には野菜収穫や稲刈り、冬には山登りなど、自然の中で子どもたちが思いのまま過ごすことを大切にしています。 

「自然の中で遊ぶことは、与えられた玩具ではなく、そこにある何かを見つけて体験したり、遊びに発展させたりする楽しさがある。子ども同士が育ち合い、そのサポートをするのが保育士」と倉世古園長は語ります。

季節によって遊び方は様々!夏は目の前を流れる横輪川で水遊び

地域で見守られ、地域で育つ子ども達

子どもたちの成長を見守るだけでなく、園では地域と関わる取り組みも行われています。その1つが、毎月行われている「みどり保育園レストラン」です。

これは、昔懐かしい園舎や窓一面に見える自然の景色、遠くで子どもたちの笑い声がきこえる空間で食事を楽しんでもらおうというもの。年々増加する一人暮らしの高齢者に、みんなで楽しく食事をしてもらいたいとの思いで2014年から始まりました。

食事の準備ができるまでは子どもたちと交流。お客様が紙芝居を読んでくれたり、昔の遊びを教えたりするなど、子どもたちもその時間を楽しみにしています。

そして、配膳を担当するのは年長クラスの子どもたち。子どもたちの保育に良い影響を与えるのはもちろん、過疎化が進む地域で、どうしても独りになりがちな高齢者のコミュニケーションのきっかけとして、この取り組みが地域に良いエネルギーを生み出していることは間違いありません。

子どもたちも楽しみながら参加しています。

好きなことめいっぱい、元気な仲間たち

みどり保育園には保育目標があります。
それは「明るく素直で元気な子」「創造的で考える子」「仲良く遊べる子」「情緒豊かな子」の4つ。日々本物の自然にふれ、乳幼児期に様々な体験をすることで、子どもたちの五感が養われ、心豊かな子へと育つ。

そのサポートをするのは、素晴らしい環境と何よりも保育士のみなさんがあってこそ。今日もみどり保育園にはたくさんの笑顔が溢れています。この地で育った子どもたちが、私たちの未来を明るく照らしてくれるでしょう。

【企業情報】

企業名 一宇郷福祉会 みどり保育園
住 所 伊勢市矢持町426番地
TEL 0596-39-1330
開園時間 8:30~17:00(バス 7:45~17:50)

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